世界をふたりじめしよう

いつもんじゅぴ〜の本は読了後死にたくなるけど今回も笑えるくらい落ち込むな〜〜ナムナムナム

以下感想です

 

・いつも思うんだけど何回も読むのが本当におもしれぇ!!伏線がおもしれぇ!!おもしれぇなぁ…

唐突に場所が変わる、酒を飲む渉、消える英智

・世界に飽きた渉を唯一すくい上げられる英智、思春期の最も多感な時期に実感として現れたその瑕疵に一生縋り続ける渉、これだよこれこれこれこれ!火達磨🔥🔥  友也くんとの縁を大事にしてるとこもその通りだと思うし、友也くんも英智くんもどちらを失っても立ってられない日々樹渉…両者ともとんでもないエゴイストなのに

・渉を渉が思う渉像のままでいさせてくれる英智、本人同士の中に干渉するでもない、渉は英智の中身を気に入ってるでもなく英智のそんなところを愛しているのかもしれない…とんでもない自己愛…でも英智がいないと崩れる自己愛ってもはや他己では?

・渉も英智も本当に生きるのに一生懸命だけれど疲れていて、生きる為に生きているけど心の底から厭悪していて、そのどうしようもなさを共有できる、そこが渉英のいいところなんだ!英智以外の世界は本当に嫌悪というか離れていたい渉、(山篭ってるな!)一度でも断てば愛を振りまくフィードバックは壊れてしまうと分かっていながら英智に賭けてしまった、なぜなら死んでしまったから!健気すぎ 悲しすぎるゾ! 英智の死後に英智の死に振り回されるならほぼ英智だよ 天祥院英智という魂は受け継がれる

・渉はこんなに孤独なんだよってことをここまで粛々書いてる人が他にいないっていうのは、つまり英智視点で渉を理解してる人間がいないということなので、ポカリありがたいな(何様?) 友渉で孤独が解消されたら渉は渉じゃないからね 渉は孤独でナンボ!

・また考えるのは渉英はどっちも孤独なんだけど寄り添い合える、理解しあってるから距離をとってる、どっちもアイドルとしての自己を大事にしてるから孤独を解消し合わない、生涯のパートナーです 死んではダメ!

・こんなに渉英だな…って本他にないよ 渉英が読めて嬉しい 渉英は読むと落ち込むんだよ…

 

 

渉敬回避ウレピイ!!!!殺すぞ!!!!って感じ フラグ一つ一つを折るぜ!英智の死後も傷を舐め合うんじゃねぇ!!!山籠ってナンボ!!英智の生に誠実ということは英智の死に誠実であるということ、渉敬は渉英の精神を完遂させない これは畜生道です

胃が痛くなるけど二冊買って正解だった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪いつも心に刺さる落ち込む本をありがとう!ありがとうございました!

 

 

BOYS DON'T CRY

偏りある私見になるので、こんなものを感想としてお送りするのも恐縮なのですが、次回製作のお力になればと思い以下を認めさせて頂きました。

今回も素敵なご本をありがとうございます。

 

 

・技術的に感銘を受けたこと

初読、読者より書く側の立場で見てしまってここどうやって考えた…?みたいなことばかり考えて及び腰になる→二読目で話が立体的に見えてきて話そのものの印象が変わる→三読目で関係性、薫が言葉にこめるきもちのひとつひとつが痛々しく浮かび上がるヒステリーパラダイス→かおるてんごく

↑この視界がバラバラ開けてく感じが同人誌とおもえない(?)けど同人誌だから成せることとも思った 読んだ回数がそのまま印象に加算されるので話の重厚感としてうけとるものが他と違う

個人的に薫のこと好きになれる度がたかくてすごい

そしてこの初読と〇〇回目の印象の差からどれだけ環境がおかしいのかっていうのがジワジワ浮かび上がってくるし、おぞましいけど読者も同じ様に母という呪いにかかっているのだ!って感じ

 

 

・内容でアイヒヒとなったこと

・薫がいちばんママのこと愛してるのにママとは結婚できない…ふしぎ…

・薫がママ依存のうちは誰も薫のこと救えない  つらい ママしんでくれるか?(かおるがかなしんでしまう…)(道徳とは…?)

・母親だと再婚の重みが全然違う…モチーフ選びがたくみ…

・子供は認められたいから母親の力って絶大なんだなって思うのと虐待対象として扱うにはあまりにもデリケートでやさしいかおるのこころ 

・こっから本編に繋がるのかと思うと「僕のお母さんになってほしい」が持つ意味合いがかおるの自立とか絡んできて結構イメージとかわってきてかおる…かおる…エーン

・っていうか本編薫と齟齬がなさすぎてすごいなぁ…ておもった ぷかくらいむずそう

・ママの海辺でタバコ吸ってるコマいいなぁ…っておもった

・「ただいま」のかおるの顔エーンだった

・ていうかこれでゲロ女いたら薫のママやる気あんのか?だなぁって思った

 

こんな感じで下に進むほど瑣末ですが、、

内容についてはあんま纏めるより脳直の方が感動伝わるかなと思ってそのままにしました。雑に見えたらすみません。

本当に素敵なご本ありがとうございます。次回も楽しみにしております。

HOUSE


・なによりまず兄者への気持ちが凛月くんの核っていうのが一貫してたのが嬉しかった
・黒猫の比喩非常に天才だな〜〜〜!!!!って思ったし零ちゃんサイドの感情描写が基本的にあれだけっていうのがこの本の激推しポイントなんだけどみんな分かってくれるか???って思った。独占欲なのに独善的じゃないなんて近親というだけで蔑ろにされるには惜しすぎるカップリング、それが零凛零
・だしこれに懲りて人を愛することに臆病になった朔間零を介護(アニマルセラピー)するのがオオガミ・こ〜がくんなのか〜〜〜〜〜〜フーン…みたいな気持ち
・表紙首絞めじゃなくて手繋ぎで大正解じゃないですか?零ちゃんの方が顔が赤いのも泣けませんか?一桁読破で感想を書くには忍びない同人誌、それがHOUSE
・凛月くんの自分と兄を隔てた性にまつわる倫理観の全てで世間を殴っていく感じは容姿への傲慢さと思春期のブチ切れ感がないとできないよな〜って思った。スレていく前の一番初めの動機がお兄ちゃんは悪くないのにだったら可愛い以前に可哀想すぎるし和姦ならなんでもいいだろ?!みたいな気分になったし誰も悪くないよ
・お兄ちゃん呼び直近のイベストでやられなかったらラストもっと心にキた気がする?悔しい  安い映画広告みたいだけど最後泣かない人いないんじゃないの?凛月くんが涙を流して思いを伝えられて良かった。本元のストーリーより愛深い?重いじゃなくて深いだし血縁者とこの歳で向き合えるのは甘えがないからだよね凛月くん
・真緒くんをからかったり転校生といるのも兄の存在を自分なりに埋め合わせるためっていうのがバンバン示されてるのがとても嬉しかった。晃零がジャンルとして輝けば輝くほど凛月くんの代替のきかないフラストレーションは取り上げられて然りといつも思っていたのでとても嬉しい。凛月くんがどの関係性においても与えられる立場に居座るのは兄と自分を隔てた周囲に説明を求めてるみたいな不満とも取れるし、そこから脱しようともがくけど結局兄の所へ許しを求めに帰っていく姿は人間として正しいし勇気がないとできないことだと思うし凛月くんのこの努力を私は認識していたいと思った
・クソ女と全く別次元で読んだけどここからクソ女に展開したなら凛月くんなりの咀嚼が済んだ結果なんだろうしホッとしてりつまお読める  そりゃラオウにもなるじゃんねという感じ
・もしかしてこれは二人が離れている期間が長かったからこそ育まれた純愛なのかもしれないと思うと巡り巡るホモコミュニティだなって思った
・総集編っぽくてページ数的にも人生の要所要所を掻い摘まねばならないやつなのにポエム寄りにならず淡々としているのは鬼みたいな技術だと思ったし絶対に真似できない 頑張ろうと思った ありがとうございました